共感のアンテナをたたむススメ

05. 02. 2022

みなさん、こんにちは。
恒例の月一コラム。5月にふさわしいテーマはなんだろう、って
4月の半ばからぼんやりと考えていました。
4月、新学期・新生活・出会いと別れ…目まぐるしく、パラパラ漫画のようにせわしなく、
一瞬で過ぎていく時間との共存。お疲れ様でしたね。
そんな4月を経ての5月。
五月病という言葉に代表されるように、メンタルバランスが不安定になりやすいのが
この季節という印象があります。
悲しいお話しですが、自殺や事件も5月ごろに起こることが多いような感覚が。

新しいことにまみれ、慣れるために時に自分を取り繕ったり。
家に帰ればまた別の役割をこなす。お母さん、妻、お父さん、娘、息子…etc

器用にこなせる人も中にはいると思います。
そうやって役割を器用にこなせる人は「適応力が高い」とか「共感力がすごい」と言われがち。
でも、適応したり共感したりすることは、自分をまわりに合わせて、
ちょっとだけ無理をしているんですよね。
私もそのタイプの中に入ると思うんですが、そういう人ほどふと立ち止まった瞬間に
心身をすり減らしてバランスを崩してしまうことがあるんです。

没頭している時は周りが見えていないのでがむしゃらに頑張れるのです。
でも、一瞬「ふっ」とした瞬間にどうしようもない虚しさがこみ上げたり
なんのために頑張っているんだろうって目的を見失ったり、
人に与えすぎて自分の中がスカスカになっていたり…
「膝から崩れ落ちる感覚」
そうなってしまう前にどうか自分のケアをしてほしい。

ネガティブな自分や頑張れない自分。
頑張り屋さんほど、そういう自分を目の当たりにすると落ち込みます。
でもそんな自分を変えようとする必要はなくて、大切なのは「自覚する」こと。
自分の状態に気付いてあげることなんですよね。

そして日々過ごす中で自分が心地よくいられる方法を知ったり、
自分で自分のご機嫌をとったりして、バランスをとるのが大切です。

自然の中に身を置くことでうまくバランスがとれている気がします。(小豆島の白崎海岸にて)


共感って他人のためだけに使う感覚ではなく、本来は自分にこそ共感してあげる
必要があるのかもしれないなと最近感じています。

自分は、自分の、最後の味方。

共感のアンテナを外側に立てて、周りの人に与えるだけでなく、
そのアンテナをちょっとだけ折りたたんで、自分の内側に目を向けてあげてくださいな。

5月も楽しんでいきましょう◎

MOMOYO