自分で自分に猫じゃらし

03. 01. 2022

みなさん、こんにちは。MYON YOGAのMOMOYOです。
朝晩はまだまだ冷えこむけれど、お昼の太陽のあたたかさが心地よく、
春が本格的に始まったような気がしてそわそわして、せつなくもうれしい、そんな感覚を抱いています。

さて、今日の記事は月初のコラムです。
みなさんはタイトルを見て何を思い浮かべましたか?
猫じゃらし、そう、猫が喜んで飛びついてくるやつです。

関係ないけど最近ねこが可愛すぎて、可愛すぎて、アレルギーな自分を恨む

自分で自分に猫じゃらし…つまりセルフサービスで自分が喜ぶことをする、

自分で自分のご機嫌をとる方法、ガス抜きの方法

について書いていこうと思います。

アンガーマネジメントっていうか

そもそも、感情の乱れは誰にでも起こるもの。
天使として生まれ、仏の心を持ったまま死ぬなんて難しいと思うんです。
「本当は違うのにぃ〜」ってわかっているのにイライラ、モヤモヤ、メソメソしたり。
そういう時って結構、いやだいぶ、自分が一番ツライ。

そもそもわたしたち生き物はゆらぎの中で生きているのです。
職場、家庭、社会の荒波。常に外の影響を受けながら生きている。
だからブレそうになっても、というかブレてもまた戻って来ればOK。
自分に対してもっともっと甘々でいいはず、なのにそれができないのは何故だろう…

話を戻して、心身に不調を感じている時やイライラしている時の解決法として、
アンガーマネジメントという言葉をよく聞きますが、
これは怒りの感情が出てきたあとの、いわゆる対処療法でしかありません。


自分の中に生まれたマイナスの感情をどう「鎮める」か。

ではなく、私が今日お伝えしたいのは、

「どのようにして心地よい生活をしていくか」
「どのようにして不調が出る前に波を鎮めるか」

という日常のセルフケアやマインドセットの方法に近いと思います。


そもそも私はセルフケアが本当に苦手で、
自分のことは後回し上等!だし、まずは周りの人のために、と尽くしすぎてしまうきらいがありました。
とはいえ、真心が根底にあったかというと正直そうではなくて、
基本「好かれたい」とか「いい人って思われたい」とか、
他人からの評価アップや見返りを求めていました。
アンパンマンに扮した私は、そんな邪な思いで自分の顔をちぎっていました。
施した人から極上のあんこと小麦粉で作ったパンを返してもらえると思って。

(どういう例えなんだよ!笑)

結局、自分が思うほど、相手は自分を思ってくれないのふが現実なので、
思った見返りがもらえずにイライラが倍増するなんてことも。

2つ前の記事でも書きましたが、自分に優しくできない人は人に与えるなんてことをしなくてもいいのです。
お金がないのに困っている人に寄付ができますか?無理ですよね。

とか言ってますけど、少し前の私はそれができなかったのです。
えぇ格好しぃだったせいで、家に帰ると外での着ぐるみ巡業に疲れて
ため息ばかりついていました。

自由に、そして自己中に

そんな私も、近頃はアップダウンもそこまで激しくなく、穏やかに過ごせる日々が増えています。
情緒が乱れるとしたら、1人で深酒しちゃった日くらいかな。笑

自分をニュートラルに保つために大切にしているのは結構シンプルで、

自分が、自分の、最大の味方でいること。

そして
まわりの人に甘えること。
それに付随して、甘えた後は「ごめんね。」に加えて
「ありがとう。」を添えること。大きくわけて、この2つです。

小豆島の同世代移住組と焚き会。職業はそれぞれ違うけど一緒にいて安心する。

甘えられない人って、完璧主義で相手の気持ちを気にしすぎる人が多いんです。
相手の都合をすぐ考えてしまい、頼みごとができないとか。
こうある「べき」が強すぎて、そこから外れることが許せなかったりとか…
その繰り返しで、最終的に潰れてしまう人が多いように感じます。

私もずっとそうだったから、気持ちは痛いほどわかります。
でも、顔色を伺うことを少しやめて俯瞰できるようになると、
「相手の都合は相手にしかわからないんだな」とか
「自分が思うほど相手は嫌だと思ってないんだな」ということに気づきました。

完璧主義の人なら尚更ですが、自分の中で抱え込むのが一番よろしくない。
いつまでも堂々巡りになってしまうし、負の無限ループ…
完璧主義代表のような私も、最近は外に吐き出すようにしています。
かまってちゃんに思われるかも、なんて思った時期もあったけど、
本音を一瞬吐き出したところで、周りの人は大して自分のことを見ていない、
その事実にも気づきます。笑

実際に話を聞いてくれる人が現れたら、吐き出して、最後にごめんねとありがとうをセットにして伝えるようにしています。
ごめんね、だけだと相手に悪いことをしているような気がしてしまうので、
感謝の気持ちもプラスして少しでも自分を楽にできるようにしてみたり。

これも自分に優しい選択のひとつだと思いませんか?


自分の負の感情が出てきてから押さえつけたりコントロールするのではなく、
それが現れる前に対処できるのがベスト。
自分も傷つけず、まわりにも影響を与えず、穏やかな生活が送れる気がしています。

季節の変わり目はどんなに元気な人でも情緒乱れがち。
今日のコラムがどこかの誰かの自分に対する「ゆるし」につながりますように。

それでは、良き啓蟄の日々を。